借入額が不明でも任意整理できる?
実際のところ、数社で借入をしていると、どこからいくら借りたのかはっきり覚えていられな
いかもしれません。
任意整理をしようと思っても、書類が何もなく、結局どこからいくら借りているのか調べられなかった・・・。
でも、借入額がわからなくても任意整理はできるんです。
借入をした時の契約書や返済計画表、領収書、カード等を紛失してしまっていても、手続きをすることができます。
司法書士に依頼した場合、書類の有無にかかわらず、まずは貸金業者等に対して取引履歴の開示請求をしますので、あなたの手元に書類がなくても基本的に問題はありません。
ただし10年以上前の取引については、貸金業者のほうで保存期間が過ぎたことを理由に、資料を破棄しているなどと言ってすべての取引履歴を開示してこない場合もあります。
この場合、過去の契約書や振込控等は、取引日時を特定・証明する上で強力な証拠にはなりますので、あれば有利に交渉を進めることができます。カードだけでもあると、カードで取引履歴がわかるのでだいぶ助かるそうです。
さらに、開示が十分でない場合は、貸金業者等債権者からの情報を元に推定計算を行うこともあります。
ただ、いくら借りているかわからない場合は問題ないのですが、どこから借りているかが分からないと取引履歴の開示請求をすることができません。
もし、書類もなく、どこから借りているのかすらわからなくなってしまった場合は、信用情報を確認することでわかることがあります。
一般的に聞き覚えのある業者であれば、ほとんどが信用情報機関に加盟していますので、信用情報を確認をすればどこから借りているのかわかるということです。
信用情報機関は銀行系・クレジット系などに分かれています。 信用情報の確認(開示請求)の方法や手数料については、各機関に問い合わせてみてください。

■個人信用情報機関■
@全国銀行個人信用情報センター
※主に銀行・保証協会
お問い合わせ:銀行とりひき相談所
(受付時間 午前9時〜午後5時)
A株式会社 シー・アイ・シー(略称:CIC)
※主にクレジット
フリーダイヤル:0120-810-414 ※携帯電話からはつながりません。
(平日 10:00〜12:00/13:00〜16:00 祝日・年末年始を除く)
B株式会社 日本信用情報機構(略称:JICC)
※主に金融機関、消費者金融、クレジット、リース
フリーダイヤル:0120-441-481 ※携帯電話からも問い合わせできます。
(平日 10:00〜12:00/13:00〜16:00 祝日・年末年始を除く)
C株式会社シーシービー(略称:CCB)
※平成21年8月1日をもって「株式会社 日本信用情報機構」と合併しました。
もしあなたが、本当に借金を何とかしたい!現状を変えたい!と思い、任意整理を考えているのでしたら、まずは司法書士に相談してみてください。
最悪の状況の中にいて、自分で気付けなかったことを教えてもらえるかもしれません。